インターネットでの集客方法は主に5つ
テレビなど既存のマスメディアとインターネットメディアが対立していた時代はもう過去のもので、現在では広告産業においてインターネットは非常に重要な位置づけとなっています。
しかしインターネットが一般向けにすっかり普及をしたことにより、現在ではより専門的な側面から集客戦略を考えなくてはいけない段階へと突入しています。
インターネットにおける集客の目的は、自社サイトやキャンペーンサイトに誘導をしてそこから成約に至る行動をとってもらうことにあります。
ただ単純にアクセス数を増やしただけでは一時的なブームで終了をしてしまい、そこから売上につなげていくということはできません。
近年ではただ人の目を引ければよいとばかりに公序良俗に反する行動を行う個人や団体もちらほらと見られていますが、そうした安易な手法に頼ることは結果的に自分(自社)のコンテンツの質を下げることになってしまいます。
芸人として目立ちたいというのであれば炎上商法もありかもしれませんが、少なくとも企業活動の一貫として集客を目指すのであれば炎上をしやすい方法はとらないにこしたことはないでしょう。
それはさておき、インターネットで集客を行う場合の手法は大きく5つに分類をすることができます。
1.SNSによる拡散
2.外部サイトからのリンク作成
3.SEO(検索エンジン)対策
4.検索連動型広告などの有料広告
5.リアル広告メディアからの誘導
これらは全く別のものとしてではなく、それぞれの特性を生かして行っていくことが重要です。
ただしこれらの対策は時代の変遷により重要度や注目度が変化していくものなので、十年一日で同じ方法をしていくのではなく、時々のニーズやチャンスを見てタイミング良く出していくようにしましょう。
1.SNSによる拡散をしていく手法
まず現在最も旬の手法といえるのがSNSを使った拡散方法です。
すでに芸能人やスポーツ選手、政治家などの著名人はSNSを使った自身の広報活動を手広く展開していますが、企業活動においてもSNS対策はほぼ必須となっています。
SNS(ソーシャルメディアネットワーク)として最もユーザー数が多いのはTwitterですが、海外全体で見てみると圧倒的なシェアとなっているのはFacebookです。
その他にも若い世代や女性を中心に多く使用されているInstagramや、今や芸能人も多く排出しているYouTube、その他にも今後大きく伸びていくことが予想されるLinkedInやPinterestといったものもあります。
ただ企業の広報活動として行うことを考えた場合、いきなり新興SNSに手を出すよりは既にある程度利用者が確定しているところから利用をしていくということがすすめられます。
2018年時点における4大SNSは「Twitter」「Facebook」「Instagram」「LINE」となっていますのでまずはこちらあたりから対応をしていくことがおすすめされます。
ちなみに2018年上半期までのそれぞれの利用者数を比較すると、国内でもっともアクティブユーザーが多いのはLINEで約7500万、次いでTwitterが約4500万、Facebookが約2800万、Instagramが約2000万となっています。
ただ一点注意をしておきたいのが、日本のインターネット環境は世界的シェアから見るとかなり特殊な場合が多く、独自のシェア形成がされているということです。
例えば日本ではそれほどメインストリームではないFacebookやInstagramは世界的にはトップシェアとなっていたりしますので、外国人や海外でのサービス展開をしていくならばそちらの対策も欠かせないでしょう。
SNSによる集客のメリットは、「シェア」機能によりどんどん情報が多くの人の目に触れるようになるということです。
Twitterにおける「いいね」や「リツイート」にあたるもので、これは他のどのSNSにも搭載されています。
こうしたシェア機能があることにより、多くのフォロワーを獲得している人が行うことで一気に多数の人の目に広告が露出していき、それがまた次の拡散につながっていきます。
既に多くの企業で行われている広告手法としては、リツイート&フォローキャンペーンのように特定の記事をシェアすることでプレゼントをするというようなものがあります。
それほど費用をかけずに圧倒的に多くの人に拡散を促していくことができる便利な方法であるため、インターネット集客をする定番といえるでしょう。
ただしこのときうまくインフルエンサーにシェアをしてもらわないとタイミングよく拡散が広がっていきませんので、どういったときに誰にシェアをしてもらうかということはしっかり戦略を作っていく必要があります。
一方でSNSによる集客のデメリットとして挙げられるのが、直接的な効果を測定するのが難しいということと、良い情報だけでなく悪い情報もどんどん拡散していってしまうリスクがあるということです。
有名人がSNSに掲載した内容が批判されそこから大きな騒動に発展したという事例は既に多くのケースで伝えられていますので、不用意に不謹慎な発言などをしてしまうと、またたく間にそれが広がっていってしまいます。
インターネットの特性上、仮にデマであっても一旦拡散をされてしまうとそれを否定するのが難しいということがありますので、普段より誤解や批判を受けないようにしっかり情報管理をしていく必要があります。
2.外部サイトからのリンク作成
ネット集客でのいわば古典的手法といえるのが外部からのリンク作成です。
2000年代初頭くらいのSEO対策黎明期においては、外部サイトからのリンク獲得がそのまま検索エンジン順位に反映されるしくみであったことから、リンクを売買するということも多く行われてきました。
現在においては検索エンジンの順位を決めるクローラーの性能も高くなっていることから必ずしも外部リンクの数が順位に影響するというわけではないのですが、それでも他のサイトから自サイトに誘導してもらうというのは一定の集客効果があります。
企業として外部からのリンクを獲得する方法としては、広告掲載料を支払ってPV数のあるサイトにリンクを作成してもらう他、新聞社やポータルサイトでプレスリリースを配信するといった方法があります。
特に新製品や新サービスをこれから展開する場合にはそうしたニュースサイトからの誘導はかなり有効となりますのでタイミングよく露出をするように出稿していきたいところです。
デメリットとしては企業の広告内容を掲載してリンクを作ってもらうためには費用が必要となるということがあります。
どういったサイトに依頼をするかにもよりますが、掲載料は無料~数十万円が設定されています。
また掲載してもらうサイトそのものに集客力がなければ広告料を支払っても効果がありませんので、どこにどういった形で掲載してもらうかについてはしっかり調べてから効果を測定していくことが必要になります。
3.SEO(検索エンジン)対策
比較的費用面でメリットが大きいのがSEO対策です。
SEO対策では、主にGoogleからの検索キーワードワードに対して上位表示されるようにしていくという作業が中心になります。
有料広告やリスティング広告を出せば簡単に上位表示されるようにはなりますが、既に多くの人がインターネット広告に慣れてしまっているので、そもそも広告枠として上位に表示をされても「どうせ広告だから」と無視をされてしまう場合があります。
しかし純粋に検索結果の上位にあがってくるサイトは信憑性が高いサイトとしてユーザーからの評価も高くなるので、その信頼を集客に活かしていくことは十分にできます。
SEO対策をしていくためには、自社サイトの構成を適する形に作っていくとともに、PC以外のスマートフォンやタブレットに対応するなどの対策が必要になります。
デメリットとしては、対策をしたからといって必ず成果が得られるというわけではないということがあります。
また検索エンジンの順位についてはGoogleは非公表でどんどん手法を変化させていっているので、それまで通用していたSEO対策がある日突然全く通用しなくなってしまうということもありえます。
SEO対策をうたった専門業者も多くありますが、そちらを利用する場合もどれほど効果があるかを把握するのが難しいということがあります。
SEO対策は単独で行っても効果を出すのが難しいということが多いので、SNS対策や外部リンクなど他の手法と合わせて総合的に行っていくというのがよい方法と言えます。
4.検索連動型広告などの有料広告
費用対効果で考えるのであれば検索連動型広告(PPC広告)は非常に便利です。
検索連動型広告は、特定のキーワードで検索エンジンを利用したユーザーに対してそれに関連した広告を表示するというサービスです。
ユーザーの興味関心によった広告をピンポイントで配信することができるのが最大のメリットで、ターゲットを絞り込んだ広告を出すため成約に至りやすいという利便性があります。
現在日本国内で行われている検索連動型広告はGoogle一強状態となっているため必ずGoogleアカウントに基づくGoogle AdWordsを利用していくことになります。
Google AdWordsでは、管理画面からどういったキーワードにどういう広告を表示するかを自由に選べるので必要に応じて柔軟に広告を変化させていくことができるというのもメリットです。
有料広告と異なり月額の基本料金が必要とされないので初期投資費用がいらないというのも便利な点で、これからWebを使った集客をしようと考えている業者にとってはまず第一候補に上がってくる対応です。
なお検索連動型広告はテキストだけでなくバナー広告としても表示をさせることが可能なので、各サイズでバナー作成をしておくとより視覚に訴える形で展開をしていくことができます。
デメリットとしては、クリック連動型の課金で費用がかかるので効果が出るまで広告を出そうとするとかなり大きな金額が必要になる場合があるということがあります。
キーワードを選定する時には人気のキーワードを選ぶと1クリックあたりの単価が非常に高くなってしまうので、費用に対しての集客効果が薄くなってしまうという問題があります。
効果的にリスティング広告をしていくためには、自社製品・サービスの特徴から連想されるキーワードを厳選するとともに、どういったキーワードで検索をされるかということを考えて戦略を作っていくということが重要になってきます。
また制限がなければ文字通り無限に課金をされていってしまうのが検索連動型広告なので、いくらくらいまでどう展開していくかという予算スケジュールも重要な戦略になってきます。
便利な半面、戦略が非常に重要になってくる集客方法なので、いきなり手広く参入をするよりは研究をしながら少しずつ広告とコンテンツを伸ばしていくというように考えた方がよいでしょう。
5.リアル広告メディアからの誘導
インターネットの利用は既に多くの人にとってごく当たり前のインフラとなっていることから、他のメディアからネットでの集客に結びつけることも可能です。
実際によくある例としては、以前テレビCMで流行した「続きはWebで」というものがありますが、その他にも雑誌や広告でURLや検索キーワードが掲載されているケースも多く見られます。
キャンペーンとして商品にQRコードが印刷されていることも珍しくなく、製品や広告に興味を持ってくれた人をネットに誘導するという方法はいくつかあります。
既に販売されている製品のほとんどがパッケージに企業URLを掲載している時代なので、製品展開とWebサイト構築は平行して行うべきものであると言えます。
ただしここで注意をしておきたいのが、URLを直接入力するときに間違いがないように、わかりやすいURLを設定しておくことが重要ということです。
画像を読み込ませるだけでアクセスをすることができるQRコードを設置しておくということもできますが、その場合スマートフォンやタブレットなどの端末からのアクセスが前提となります。
より詳細な内容を掲載するPCサイトへの誘導は直接URLを入力するということが多いので、そのときにはドメイン購入により入力しやすいものを設定しておくことが大切になります。
デメリットとしては、リアル広告との連動がうまく紐づけされていないと同じ情報の重複にしかならないということがあります。
他の広告を見てWebサイトを訪問するユーザーは既にある程度商品に対して認知があるわけなので、そこからどのようにコンテンツを提供していくかということはかなり考えていく必要があります。
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